2月15日

モンスターを見るのにギリギリのタイミングで西吾妻山に入った。
グランデコのゴンドラとリフトを乗り継ぎ、ずいぶん高度を稼いで、9:10歩き始めた。
西大嶺を踏まず、右手をトラバースし、頂上へと向かう。

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頂上付近を踏んで、避難小屋には11:00頃。
昼食をとる。
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帰りは、西大嶺を踏んで、駆け下りた。

ゴンドラリフトに、12:30。

下山後は、中ノ沢温泉でお湯を頂戴してから帰路についた。
ほぼ、一般道を繋いで帰った。



2月8日

下呂温泉を目指す。
30年ぶりぐらいか。こんなとこだったっけ?

一風呂頂戴し、加子母で鶏ちゃんの夕食。

翌朝は6:40出発。
木道が整備された渓流を登ってゆく。
薄らと雪が積もり、清々しい。

氷瀑
女夫滝
なかなかの見応え
来てよかった。
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標高を上げて行く。
寒さで手先が痺れる。厚手のグローブに変更。

兜岩あたりは、雪が硬く、緊張する。

その先は、雪が深くなり、先行者のトレースはあるものの、スピードは上がらない。
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11:20小秀山着。
御嶽と対面。
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帰りは、三ノ谷経由で降った。
14:35車に戻った。

ひめしゃがの湯で汗を流し、帰路についた。

 

2月2日

雪が少ない雪山は行きづらいので、里山で体をほぐす。
いつものように尾根道を進んでゆく。
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ふと、左手に滝アリの看板アリ

斜面を下ってゆくと
ちいさな滝

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さらにゆくと
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という神社

世界中の神様が集合した場所らしい。

いわゆるスポットである。
 

昨年の夏も猛暑であった。
これが当たり前で、さらに暑くなることを前提にしなければならない。

平地ばかりか山も暑い。

8月中旬、休日の2日間、山に入らずにエアコンの効いた自室で、くつろぎ姿勢の椅子に座り、少々無理な姿勢でPC業務をした。その結果、これまで誤魔化してきた腰痛が悪化し、まともに動けなくなってしまった。

勿論、山に入れない。

(千曲川堤防から見た飛騨山脈)
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その後、台風19号の被災地支援活動に出かけることが多くなり、何度か軽いハイキングには出かけたけれど、本格的な山歩きはほぼ休止状態であった。

 
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そして、この暖冬。

山の雪は少なく、行くべき山も定まらない。


1月26日 

そんななか、リハビリ山として編笠山をチョイスした。

諏訪湖SAで仮眠し、身支度に手間取りながら、富士見登山口から830頃に出発。
長靴で歩む。岩屋付近から雪が出てきて道はアイスバーンとなった。危険な場所からチェーンアイゼンを装着した。

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森林限界の岩ゴロ地帯に入ると、頂上は近い。1150に頂上。
思ったより時間がかかった。視界が悪く、そそくさと下山を開始する。
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久しぶりの山歩き、膝の負担を意識しながら下りてゆく。

随所、凍結していて、腿の力が落ちているのもあって、スピードは上がらない。

不動清水で水分補給し、駐車場に戻ったのは14:155時間45分の行動であった。

鹿の湯で汗を流し、その後、信州土産に味噌、蕎麦のお買い物を楽しんで帰路についた。


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少し前のこと

寒くなる前に、できる限り 

8月10-11日

仙台への旅の途中、月山に立ち寄った。
月山は、これまで何度かチャンスがあったが、天候や時間の都合でスルーすることが多かった。いつでも登れるという手軽さ感覚が、そうさせているのかもしれない。
今回は、月山に行くことを最初のステージにして旅にでた。
前日、富山県内で夕食をとり、朝日町で高速に乗ったのは20時を過ぎていた。山形県に入ってすぐの道の駅で仮眠をとり、その後、月山8合目駐車場を出発したのは7:50。少々、眠い。
丁度、前線が秋田県を通過し、鳥海山あたりは大荒れの様子。昼にはこのあたりも天候が崩れるとの予報であった。

昼までには下山したい。
弥陀ヶ原の木道を行く。
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木道終点に糞アリ。鈴を取り出す。
その後の道のりは、歩きやすく、かねてより岩の配置に人の手が入っているのを感じる。

ただ、終始、遠くで雷鳴が響いていて、時より強い風が吹く。
花々が奇麗だが、のんびり眺める状況にない。
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仏生小屋には、8:45到着。ここまででコースの半分。
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頂上には9:30頃に到着。
お祓いを受け、月山神社を参拝する。
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霧が深く、頂上周辺がどんな場所なのかは定かでない。
下山開始。
その後、細かな雨が降り始め、雨具の上着のみ羽織って、てくてくと下った。
11:00、駐車場に戻った。登りと下りの時間にあまり差が無かった。

あまり、汗ばんでいないので下山後の温泉は急がない。
蔵王温泉まで足を延ばした。
硫黄臭の酸性のお湯は、パンチ力があって充実です。
その後、坊平国設野営場に幕営し、木陰で読書しながら、なんだか良い時間を過ごした。




翌朝、早い時間に撤収し、5:15頃に蔵王苅田駐車場から歩き始める。
雲海が見事であった。
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やたら、虫が写り込んできたので、何枚かはそのまま掲載。

蔵王山神社まで往復し、刈田嶺神社でコースを振り返り、6:30駐車場に戻った。
雲海の向こうに、吾妻山系、飯豊山系、朝日山系、月山や鳥海山を眺めながらの良い時間となった。

その後、遠刈田温泉の壽の湯(5:00から営業)で、朝温泉し、仙台へと旅をつづけた。



終始、右足首の古傷が痛んだ、先の薬師岳の時はロキソニンで痛みを散らした。
うまく付き合ってゆく術が必要。

7月27〜28日

梅雨空け宣言後、台風の影響で天気予報は定まらないが、かねてからの懸案であるこの縦走をすべき時と感じ、前日にバスのチケットを予約し、夏休みをとった。富山駅始発は満席であったが、なんとか第2便に潜り込み、折立を出発したのは8:30頃であった。
ツェルト泊の装備ではあるが、身軽とまではいかない。この先、長い道のりを想定し、無理のないペースで足を運んだ。

それでも3時間と少しで、太郎平小屋に到着し、結局はペースを落としきれなかた(後に響く)。小屋では行者ニンニク入りのラーメンで昼食とした。うまい。

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実に良い天気。夏山らしい日和。

太郎平はニッコウキスゲの盛期。
この日、北鎌独標は見えなかった。
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12時頃、太郎を出発し、薬師岳へと足を進める。
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頂上には14:20頃に到着。次第にスピードが落ちてきた。

この先、様相の異なるカールを眺めながらの道のり。
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すれ違う人は少なかった。
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間山あたりは、とても眺めが良かった。
自分好みのハイマツの尾根を下ってゆく。
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薬師の長大さ「無駄に大きい」と表現する声を聴くが、山そのものを否定してどうするのだ。
あなたに薬師ができるのか?
山を評する人は多いが、良くも悪くも自分の問題だと思う。

人間なんてちっぽけさ。

楽しむが勝ち。


黒部川の対岸は赤牛岳と黒岳。
赤牛は薬師と似た土の色、かつては一体だったのだろうか。
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スゴ乗越には17時過ぎ、予定より30分遅れて到着。

幕営後、小屋で夕食を頂戴し、シュラフに潜り込んだ。日焼けした肌が火照って、寝付かれなかった。
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夕暮れの、左:越中沢岳、右:スゴの頭

明日は、あれを越えてゆく。

スゴ乗越は、いくつもの風の通り道があって、遠く、近くで木々の騒めきが鳴っている。
風の筋が通りすぎた後、静寂とともに、黒部川の瀬音がはるかこの峰の上まで湧き上がってくる。

富山の夜景がきれいであった。



翌朝、4:40に行動開始。

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越中沢岳の登りで足を消耗する。

ただし、登りきると、一気に展望が開け、五色ヶ原と立山の山々、剣岳を望むことができる。
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このなだらかなハイマツの斜面、好きだなあ。

あの鳶山の登り返しが、次のテーマ。
乗越の右下には、岩魚のヌクイ谷が。
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鳶山から来た道を振り返る。薬師の向こうに五郎や笠が見える。
越中沢岳はどこからも遠い。その行程を含め百名山に入れても良いと思う。
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五色ヶ原にはたっぷり雪が残っていた。
小屋までの道のりの花々が実に見事であった。
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小屋には9:40着、へとへとである。
コーラとブドウジュースを購入し、これで食料を流し込み、消費に努める。

ザラ峠を登り返す。
途中、雨が降り始めるが、急ぐ力は残されていない。
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しっとりとした中、岩稜の花々は見事で、良いときに来たと、この瞬間に感謝する。

鬼岳は2カ所、雪渓を横切った。
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一の越でホットココアを飲んで、体を温め、14:30、室堂。


みくりが池温泉で、汗を流しながらこの2日間に感謝した。




長いルート、体力がもたず、体が鍛えられるよりもダメージを負った。
古傷が節々傷んだ。そんな年齢であるが、得てきた経験を活かして山を楽しもうと意思を強くした。

 

7月21日

前日、昼食をとって走り出す。
天気予報は新潟以北へ行けという。
曇りで降水確率は10%なら、高曇りと予想。

一般道を行くが、柏崎から高速に乗る。新発田で降りて夕食をとり、小国を抜けて長井市に入った。
その後、狭い林道を抜けて古寺に入った。
鶴岡側から入った方が安全。
登山口の駐車場は整備中で 、広大であった。

翌朝、5時過ぎに出発。
尾根筋に登り上げて行く。随所に立派なブナの木があって、実に気持ち良い。


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小朝日を過ぎてから、気持ち良い稜線歩きとなる。
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遠く鳥海山、手前に月山。
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間もなく頂上
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9時10分、頂上。長大な飯豊連峰、その先には頸城の山々。
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来た道を戻る。
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12時40分、登山口に戻る。
帰りは大井沢温泉で汗を流し、鶴岡を経由して帰路についた。



最近は、一般道を走ることが多い。
地域の空気感を感じることは旅そのものだと思う。
さすがに、信号ストップアンドゴーの多い区間は避けるけれど。

時間がかかることもしばしばであるが、
その時間そのものが旅だとも思う。


まだ、山でのんびり停滞しながら時を過ごす領域には至っていないが、待っていて得られるものが少ないのも事実。歩みを進めたこそ得られる瞬間の方が多い。安全を優先。そして、停滞もその手段だが、スピードが安全の大きな手段であるのも事実。

明確な、結論などあるはずはない。
その場の、「観」で決めたい。
単独でれば、なお、研ぎ澄まされる。




 

7月7日

今年は、梅雨らしい梅雨となっている。
局地的には容赦ない雨が降り、被害が出ている。

不安定な天候のなか、ギリギリまで天気予報を分析した。
上越で温泉を頂戴し、夕食をとってからの判断は、越後駒ヶ岳へ行くというもの。
枝折峠は 満天の星空。肉眼(老眼)ではよく見えないが、写真にすると天の川が見える。
空は星だらけである。

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朝、5時頃に歩き始める。
捜索のため、銀山平側から車両が上がってくる。
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しばらくはアップダウンのある稜線を進む。本番は先なので、疲れないように進む。
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駒ケ岳と中岳が見える。

斜度が増してくる。雪を横切り、少しすすむと視界が開けてくる。
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避難小屋を振り返り見る。
雪の斜面を登り、右に進むと頂上である。
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8:30、頂上。
視界が悪く、そそくさと下山開始。
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この山は、ぬかるみのアップダウンというイメージがあったが、実際には木道の整備が進んでいて、快適な道のりであった。
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後半のアップダウンに体力を温存していたが、それほど警戒するほどでもなかった。
アキアカネが舞っていた。
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11:30、登山口に戻る。
銀山平に下り、北の又川の橋から駒を見る。
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白金の湯から眺めるのが良いことは知っているが、今回はトンネルを戻り、ユピオで汗を流した。

その後、十日町で国宝の火炎土器を見て、帰路についた。

 

6月29日~

礼文島の花がきれいな季節。
かつて、40年近く前の夏にオートバイで北海道を旅した時、多くの人が稚内から船で渡っていた。
不要な反骨心からか、その時は島に渡らずに旅を終えた。

今、そして、いよいよそのタイミングと憶え、娘や古い友人を誘って、旅することにした。

事前に気象庁の過去の気象統計から、降水量が少ない時期を選らび、おおよそはテント泊で巡る予定で計画をたてたが、本年の北海道には冷たい雨が降り、急遽、宿を確保しての旅となった。

初日は、利尻島に入り、30日の早朝5:25、利尻山に分け入った。
降りそうで降らない、そんな中、森を抜け、やがて目指す利尻山を捉える。
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頂上付近から、西斜面を見下ろす。
スーパー地形図では、かってここが噴火し、溶岩が流れ下った様子を見ることができる。
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頂上には、9:50着。娘よよくガンバッタ。
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高山植物は、様々。IMG_0060@
振り返り見た利尻山。
結局、雨に降られずに下山した。

良い山でした。


翌日は礼文島に渡る。
あいにくの天気。よって、レンタカーで島を周遊することにした。
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道端に雑草のごとく花々が咲く。

晴れていれば、さぞかしすばらしい景色を見ることができたであろう。

それでも、花の最果てを歩み、美味しいものばかりを食し。
娘や友人と過ごした良い時間は、かけがえのないという言葉でしか表せない。






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